フランスでのB型肝炎ワクチン接種中止の経緯

<フランスでのB型肝炎ワクチン接種中止の経緯>

1994〜95年、フランス厚生省はWHOの勧奨に基づき、幼児とキャッチアップとして十代の生徒に一律な接種キャンペーンを始めた。

1996年(まで)に、フランスの市販後医薬品安全監視に200例の中枢神経脱髄性疾患(MS)が報告された。

1998年、フランス厚生省はこのキャンペーンを中止した。
一方、WHO、フランス医学アカデミー、フランス公衆衛生最高会議はワクチン接種を再開するよう働きかけた。

2002年11月 WHOGlobal Advisory Committee on Vaccine Safety (GACVS)が声明発表。
B型肝炎ワクチン接種と多発性硬化症との関連はない」

2004Hernanらの論文:Recombinant Hepatitis B Vaccine and the Risk of Multiple Sclerosis遺伝子組み変えB型肝炎ワクチンと多発性硬化症のリスク)
B型肝炎ワクチンの接種によりMSになるリスクは3.1倍に高まる。他のワクチンではこのような現象は見られなかった。」

201411月、Dominique Le Houezecの論文、Evolution of multiple sclerosis in France since the beginning of hepatitis B vaccination
ワクチン出荷本数の推移に1年遅れて、MSの発症報告が推移する。極めて強い相関がみられる。(下図)

以上の論文により、WHOGACVSの意見が否定されたはずだが、

現在でもWHO、米国CDCのホームページには「B型肝炎ワクチンとMSは関係ない」、とある。



白線:B肝炎ワクチンの出荷本数
黒線:ワクチン接種後に発症した多発性硬化症患者の報告数











訴訟の経過

2001年、ベルサイユの控訴裁判所の法廷で、製薬メーカーはMSの発症に責任が有るとされた。

20039月、最高裁は、控訴裁判所の判決は仮定的な因果関係に基づいているとして覆した。しかし、控訴裁判所の判断が破棄され理由は、判決が基づいた仮説の矛盾した証拠であった。

2005525日、第二民事法廷では、B型肝炎ワクチン接種後にMSが起こったのは、"業務上の事故(an accident at work)とみなしうる"とし、ワクチンとMSの因果関係は問わない、とした。

B型肝炎ワクチンを作っていたのはグラクソ・スミス・クライン社。

子宮頸がんワクチン:サーバリックスを作っている会社である。

イギリスではB型肝炎ワクチンの一律接種の方針は"潰れた"。
しかし、日本ではこれから始めようとするのである。


VAERSの検索


1076例の死亡が報告されている。これは子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)の260に比べて遥に多い。

年齢分布をみると3歳以下(77%)に集中している。


VAERS_HepatitisB_vaccine.png


HBV_Death_age_distribution.png















Jane Orient 医師の議会での発言


"多くの子供にとって、B肝炎ワクチンの重篤な副反応のリスクは、B型肝炎のリスクの100倍大きい"


当方でMercola医師のHPにあったものを翻訳しました。しかし、AAPSのHPのものを翻訳すべきでした。わずかですが、違いがあります。


http://articles.mercola.com/sites/articles/archive/2008/01/02/hepatitis-b-vaccine-part-four.aspx


http://www.aapsonline.org/testimony/hepbcom.htm


翻訳: http://satouclk.jp/B%E5%9E%8B%E8%82%9D%E7%82%8E%E3%83%AF%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%B3_Jane_Orient.pdf




B型肝炎ワクチン接種の個人的経験


私は30歳代、東北大学医療技術短期大学部衛生技術学科の助教授をやっていた。学生実習のときに血液に触れるというので、B肝炎ワクチン(ビームゲン)を3回打たされた。

3回めの接種の1月後に採血され抗体価を調べたが、殆ど上がっていなかった(数値の記録はもう無い)。


数年前、接種してから25年くらいの経過となるが、抗HBs抗体、抗HBc抗体の抗体価を調べた。どちらもゼロだった。

私の場合、全く無効だった。幸い副作用は全く感じなかった。



あわせてお読みください。

この記事について

このページは、さとう内科循環器科医院 - 宮城県大崎市が2016年6月 7日 19:51に書いた記事です。

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