平成26〜27年シーズンのインフルエンザワクチンの副反応の纏め

平成27年11月27日副反応検討部会 

資料9 インフルエンザワクチンの副反応報告状況について 


平成26年11月から平成27年6月30日までの集計である。推定接種可能人数(回数)5510万6521人とあるが、恐らく出荷本数のことであり、平均接種回数は調査していないと思う。2回接種しているひとがいるため接種人数は55106521よりやや少ないと思うがこの数字を使うしか無いであろう。


副反応報告は製造販売業者からのものが63件、うち死亡数は5例である。この63件は"重篤"となっている。医療機関からの報告は244件、そのうち"重い"が99件、死亡11例である。合わせて重篤例は162件、死亡は16例となる。

副反応検討部会の議事録はまだ発表されていないが、副反応の重篤の報告は0.00029%、死亡は0.000029%だから安全だ、問題ないと言っているであろう。


インフルエンザは大流行するとは限らない。罹っても殆どの場合死亡することはない。ワクチンは健康に問題のない人に注射するのであるから、副反応はゼロでなければならない。しかし、ワクチンには抗原および製造過程での不純物が含まれており、それらを体に注入するのであり、抗原により通常とは異なる免疫反応がおこり、100%"安全"とは言えない。

もうすでに、インフルエンザワクチン接種で死亡が起こることを知っているのであるから、ワクチン接種は止めるべきなのである。ワクチン接種で死亡や副反応の持続が起こることは、医療としてあまりに異常ではないか。


インフルエンザワクチンについては、予防効果が高かったとか低かったということがしばしば報道され論文にもなってきた。しかし、どのような副反応症状が起こるのかという子細な検討を目にすることは少ない。


最も目立つのは、脳炎、中枢神経障害、末梢神経障害(ギラン・バレー症候群)である。免疫低下による重症感染症の増加は、肺炎球菌ワクチンに比べてかなり少ない。


劇症肝炎や全身性の激しい薬疹(スチーブンス・ジョンソン症候群)が起こっているが、ワクチンの刺激により制御を失ったリンパ球の自己の肝細胞や皮膚細胞への攻撃、あるいはアポトーシス(細胞の自殺)の誘導が起こるのでないか。どちらも程度を超えた激しい炎症は死につながる。


死亡

0〜10歳(3例)と60歳以上の2つに分かれる。60〜69歳(1例)、70〜79歳(4例)、80歳以上(6例)と、高齢になるほど死亡例が増えている。40〜49歳に1例、年齢不明が1例の死亡が有る。

接種者の年齢分布は発表されてないが、高齢者の死亡率は他の年齢層に比べて相当高いことが想像される。100歳代の方にワクチン接種する必要があるのか。


A:企業報告(重篤)、B:医療機関報告(重い)、C:医療機関報告(重くない)


B84: 2歳女児: 気管支喘息の既往、不活化ポリオ、水痘ワクチンの同時接種。18日後発熱、嘔吐、ケイレン発症、急性脳炎と診断。21日後死亡。出血性ショック脳症症候群と診断された。

B39: 1歳女児:卵アレルギーあり。二日後うつ伏せの状態で発見される。剖検で気管支肺炎があったが。

B93: 1歳男児: 接種4日後、うつ伏せで呼吸停止


B35: 40歳代男性: 外傷性テンカンの既往、3日後劇症肝炎の診断。GOT10939GPT8277(これぐらいの数字だとまず助からない)、肺炎、下血を併発44日目に死亡。


B13: 90歳代女性: 3日後間質性肺炎で死亡

A8,9: 70代女性: ニューモバックスと同時接種、翌日敗血症で死亡。

B6: 90代女性: 接種数時間後、福通、嘔吐、喘鳴。5日後に死亡。

B24: 80歳代男性:接種翌日心肺停止で発見だれる。

B43: 100歳代女性: 接種3日後、意識レベル低下肺炎。10日後に死亡。

B23: 80歳代女性: 13日後肺炎で入院、16日後、肺炎で死亡。

A37: 80歳代男性: 接種翌日死亡

A60: 年齢不詳: 肺炎により死亡

A39: 60歳代男性: 10日後、アレルギー性紫斑病、下血、26日後死亡

B46: 70歳代女性:5日後に呼吸困難、間質性肺炎の急性増悪10日後に死亡。

70歳代男性: 接種8月後に死亡


重症感染症: A44(肺炎)、60(肺炎)、 B23(重症肺炎)、43(肺炎、胸水)


中枢神経障害: A 4611252628、30,32、334243、51、 B 2、8,9,13、17、36、37,38、40、50、56、58、60、62、68、69、70、73、74、75、84、88、90、94、98、 C18、47、67、87、114、116、130、

そのうち急性散在性脳脊髄炎および脳炎と思われるもの:A4,6、11,B289、38、68、70、75、84、98、


ギラン・バレー症候群(疑いも含む): A3560B29、45、47、51、59、71、 C 54、64、67、129、145


血小板減少症(ヘノッホ・シェーンライン症候群も含む):A2、16、38、39、40、43、56、57、58、59、B57、85、


スチーブンス・ジョンソン症候群(全身性薬疹):A21、34、B26、41、48、67、86、C3


川崎病: B14(2歳女児)、

貪食細胞性組織球症: B42,

劇症肝炎: A10B35(死亡例)


東京に住んでいた私の高校の時の同級生が1昨年インフルエンザワクチンを注射した。その後、風邪症状で診療所を訪れ風邪薬を処方された。全身性薬疹(スチーブンス・ジョンソン症候群)となり病院に入院した。上部消化管穿孔が加わり、手術をしたが死亡した。これに似た例があるなと思って見ていた。

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この記事について

このページは、さとう内科循環器科医院 - 宮城県大崎市が2015年12月16日 18:01に書いた記事です。

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