2012年8月アーカイブ

子宮頸がん予防ワクチンの意識消失、けいれん発作の分析

以下の分析と議論は、5月25日の平成24年度第1回薬事・食品衛生審議会医薬品等安全対策部会安全対策調査会、第1回インフルエンザ予防接種後副反応検討会及び第1回子宮頸がん等ワクチン予防接種後副反応検討会 資料 の資料2ー3に基づいています。前回のものは平成23年11月末までの集計であり、今回のものは平成2年3月末までの集計です。この間4ヶ月で、重篤症例数は医療機関届出が65から74(+14%)へ、製造販売業者からの報告が517から597(+15%)へ、医療機関からの報告の非重篤症例は713から794(+11%)と増加しております。

サーバリックスの副反応のなかで、最も問題とされるのが注射時の意識障害、転倒であります。この検討会では、それらは血管迷走神経反射によっておこるという考えで、他の考えは全く検討されておりません。
私は、サーバリックスの注射自体が痙攣発作を誘発している、欠神発作あるいは痙攣発作で体のコントロールを失い転倒し、ケガするとの考えを表明いたしました。

血管迷走神経反射で倒れるのか

まず、血管迷走神経反射で倒れるということは、一体どういうことなのかということを確認しておきます。迷走神経の働きが強くなる(興奮が強くなる)と、脈が少なくなり(徐脈)、と末梢血管が拡がって血圧が下がります。血圧が下がりすぎる(60mmHg以下)と脳に十分な血液と酸素が供給されなくなり、めまいのような気分の悪さを感じ、意識が遠のき、倒れます。同時に顔色が青白くなっています。採血で倒れる場合は採血の終わり頃から2~3分以内でしょう。顔色と表情を見ていると倒れるかどうか予想がつくように思います。
しかし、病院では注射や処置が多数行われていますが、患者さん意識を失って倒れることなど殆どありません。転倒が起こるとしたら、子宮頸がんワクチンの注射くらいしかないのです。それくらい異常なことなのであります

私自身、3回ほど迷走神経反射に陥った経験があります。ケガの処置してもらっていたとき、患者さんの筋生検を見ていたときと下痢の直前でした。生検を見ていたときは立位でした。気分の悪さは自覚しなかったように記憶していますが、壁によりかかっていたので、知らぬ間にズルズルと崩れるように倒れたと記憶しています。頭や顔を打ったりはしませんでした。誘因は、痛みでなく、傷や血を見て気分が悪くなったという情動的な反応だったと思います。
普通は血管迷走 神経反射が起こった場合、気分不快、異常な感じを自覚し、ひざまづいたり、何かに掴まったりする余裕はあると思います。倒れる場合でもその場に崩れるように倒れ、突然前に倒れて歯を折るとか、後ろに倒れて後頭部を打撲するなどということはとても考え難いものです。


資料の2ページの図1「接種から意識消失までの時間(接種後30分までに発現した症例)」をみますと、5分未満の128例に直後(時間不明)の89例も加えますと217例(57%)で5分未満に起こったことになります。5分以降30分未満は140例(37%)となります。
サーバリックの注射の痛みはジワーッと広がるのかどうか分かりませんが、注射が終わって5分以上してから、血管迷走神経反射が始まるというのは考えにくいのです。

資料の4ページの表2「意識消失時の状況・患者の状況(接種後30分までに発現した症例)」の「血圧低下の有無」というところを見ますと、分析対象となった381例中、血圧低下は78例(20.5%)でしか確認されておりません。
convulsion1.jpg
患者が倒れたとき、医師、看護師がいちばん最初にやることは、脈、血圧の確認です。バタバタしていても、30秒以内には血圧は計られていると思います。迷走神経が強く興奮しているかどうかは、脈拍数(心拍数)が最も信頼性が高いのですが、脈拍数の記録が少ないです。あるいは徐脈になっていないのです。倒れた時に心電図モニターを着けた医療機関があったかもしれません。

7ページから 36ページに「サーバリックス接種後に失神に至った症例のうち、転倒等による二次被害に至った症例一覧」として40症例について短く経過が記されていま す。(症例40は1日後のもので誤入力)。低血圧、徐脈が記されているのは少ないのです(2, 6,13, 21, 25, 28, 29, 31, 35)。また、「事象発現前に有痛性/感情刺激の有無:」という質問項目がありますが、殆ど「無」なのです。つまり、痛みが続いて、さらに酷くなって意識 を失う、というのではないのです

読んでいて、私らが経験する血管迷走神経反射で倒れたり意識を失うのとは、随分雰囲気が違うのです。上に述べましたように低血圧の確認されている例が少ないのです。この辺の雰囲気について、61ページにあるガーダシルの転倒例の医師のコメントがとても参考になります。

「注射前から終了までの間に過緊張は認められない。また、痛みも訴えていない。(失神後に聞いても)倒れる直前までニコニコしていたし、他のワクチンや採血時に具合が悪くなったこともない対象者ばかりである」。

以上、注射前の不安や緊張、そして痛みにより血管迷走神経反射で倒れたり意識を失ったりする被接種者はいます。しかし、半数以上は血管迷走神経反射で倒れたと考えるのはそぐわないのである。

転倒、けいれんについて

上に示した4ページ表2をもう一度よく見て頂きたい。「間代運動(痙攣を含む)の有無」という集計では72例(18.9% )も起こっているのです。

間代運動とは手足をピクピクと律動的に動かすこと、いわゆるてんかん発作です。激しく大きく動かせばてんかん大発作とよばれます。


迷走神経反射で倒れ意識を失い、さらにけいれんするという場合を想定するのはかなり困難であります。無理に想定すれば、迷走神経の強い興奮で数秒以上の心臓の収縮の停止(ブロック)がおこり、血圧が下がりけいれんを起こすというものです。このような病態をアダムス・ストークス症候群といいます。心臓が止まっているかどうかは心電図をとらなくても、脈を診たり聴診器で比較的簡単にわかります心室細動によるアダムス・ストークス症候群の想定は行き過ぎとおもいます。

したがって、
4ページの表2の「間代運動(痙攣を含む)の有無」という欄にあらわれているものは、てんかん発作に類するものであるということです。

けいれん・てんかんの発作に硬直性のもの(固まってしまうもの)があります。これとは全く逆に急に全身の力が抜けてしまうもの(欠神発作)もあります

間代運動というのが目立つので分かりやすいのですが、硬直性、弛緩性の発作が集計にのらない可能性があります。発作の持続が非常に短いので捕らえられない可能性があります。倒れて頭を打つのに、1秒の発作で十分でしょう。

「倒れる」ということを考えるときに、症例24の記述が参考になります注射後5分とあります
「接種後、処置室から数歩のところで、失神、硬直し後ろ向きに転倒(失禁、BD82/50)、数分で覚醒(意識清明、悪心、頭痛なし、BD92/54)。後頭部打撲のため、脳外科受診、異常なしの連絡。」BDは、血圧という意味です。「硬直し」というところが注目されます。

つまり、「倒れる」というのは血管迷走神経反射で血圧が下がって倒れるのではなく、一瞬硬直性けいれんがおこって体の自由を失い、棒が倒れるように倒れる、そのため顔面や頭部を打撲してしまうと考えられるのです。

7ページから 36ページのリストで
痙攣を伴っている例は1, 3, 8, 9, 10, 17, 18, 19, 24, 26, 37, 39 です。
特に症例26は血圧低下が認められておらず、無呼吸と記されていることで注目されます。呼吸筋の硬直性けいれんのため無呼吸が起こっているのでないかと考えられるわけです。そうならば、突然死につながる、非常に危険な状態が起こっていると考えなければなりません。症例15にも無呼吸と記されています。


31ページから52ページにかけて「サーバリックス注射後30分以降に失神が発生した症例」として30症例がまとめられています。下痢、生理痛、入浴で血管迷走神経反射がおこり倒れたと思われる例が確かにあります(1, 5, 7, 9, 11, 14, 23, 28)。風邪をひいたときなど、体調が悪いときには失神しやすいことはよく経験することであります。
一方、痙攣を起こしている例もあります(3, 8, 13, 16, 18, 24, 30)。
このまとめは5ページの表4「接種後30分以降に意識消失を発現した症例」になるものと思われます。1日以降23日後まで23人で意識消失発作が起こっていることがわかります。

前回の分析で脳のダメージを疑った症例の経過がこの資料でわかりました。
症例13は、3日めに呼吸停止で発見され、脳波に異常が確認された例です。1月後にもけいれん発作、欠神発作を繰り返していることがわかります。こうなりますと、急性散在性脳脊髄炎ADEMが起こっていると考えなければなりません

5ページの表4で、1日以降に意識消失発作を起こしている症例は、すべてADEMを起こしている可能性大と考えます


症例19は6日後、運動会のリレー練習中で100m走ったところで突然倒れ込んだとあります。心室細動が起こっていたようです。心肺停止の状態が続いたため、低酸素性脳症の傷害が生じ後遺症が残った、会話可能なレベル、介助歩行が可能なレベルまで回復したことがわかります。この症例の場合、ワクチン接種は関係ないとされるのでしょうか。

少数とはいえ、どの症例を読んでも副反応は深刻であり、心が痛みます。61ぺージ以降のガーダシル注射後に倒れて、歯を折ったり顎に裂創を負った症例を読んでみてください。
ワクチンの副反応は人生をメチャメチャにします。ワクチン接種前は健康だったのです。昨年9月1日に自殺した中学生も、不随意運動(ジストニア)と体の動きが自由にならない症状(パーキンソン症候群様症状)があったと書かれています。

このことはあまり問題にされませんが、薬剤を注射してけいれんを起こすなんてあってはならないのです。表の2の「間代運動(痙攣を含む)の有無」の結果だけでも、危険な薬と判断されなければならないのです。どうしてサーバリックス、ガーダシルの場合、看過されるのでしょうか。

サーバリックス、ガーダシルはワクチンと呼べるものではありません。
一刻もはやく、ワクチン接種の中止の指示を出すべきです。

子宮頸がん検診で、「がん」患者が「つくられる」

グラクソ・スミスクライン(サーバリックス)、MSD(ガーダシル)が、子宮頸がんワクチンのコマーシャルを流しています。
特にGSKは、某女性タレントを使い、「20代の女性に子宮頸がんが増えている」と言わせています....ウソです。

健診」によって、「がん」患者が「作られて」しまうのです。

「作られて」いるというといかにも人聞きがわるく、「意図的」にそうしているようにとられますが、そうではありません。まず、もともと「がんはあいまいなもの」(下に紹介した福島氏の表現です。とてもいい表現と思います)であるということから始まらなければなりません。「あいまいなもの」に、不適切な方法で無理やり線を引くものだから、「沢山の過剰な診断が生まれる」、ということなのです。

一応、「がんとは何だろうか」という議論から始めなければなりません。マクロ的には「塊」が起こす機能障害と考えます。しかし、一方では「異形」に対する恐怖と不安、というような気がします。
ここに体細胞が一個あって、核の形がおかしいとしても、これを「がん」と決められるでしょうか。組織レベルでは、細胞がある機能を果たす目的に配列しているときは正常、これはいいのですが、そのように見え ないときは「がん」とはならないのです。がんは意外にマクロ的なものなのです。さらに細胞内部の仕組みでは「全くわからないもの」です。がん細胞が生きた細胞であること、体の一部として、10~20年も経過しますから、ますます定義ができなくなります。やはりがんとは、「あいまいなもの」なのです。

「がんはあいまいなもの」というとき、癌細胞と正常細胞をウイルスを使って細胞融合させると、癌細胞の性質を失うという実験を思いだします。逆ではないのです。

皮膚がん、胃がんのような固形がんの診断は、まず肉眼的に異常と思われる塊を認識して、生検といって、その一部を採取して顕微鏡で観察し、がんの診断に至ります。肉眼的に"腫瘍"を確認する作業は、数学的な表現を使えば、あいまいさ(分散)を小さくしているのです。それでも、「あいまいなもの」という "呪い"(もともと持っているの分散の大きさ)からは、根本的に逃れられません。

胃がん検診では、あくまで肉眼的に異常と思われる塊を見出すことに終始します。顕微鏡によるがんの診断(組織診断)が確実に思われますがそうではありませ ん。炎症性の腫瘍を排除し、胃がんにもいくつかの種類があり、細胞の形、並びより、過去にがんと診断された範疇に入ることを確認しているに過ぎません。が んと診断しても、それが将来大きくなるのか、浸潤したり転移したりする質の悪いものかどうかも、案外決められないのです。胃がんの診断過程に細胞診はありません。

子宮頸がん検診の場合は、触診、視診と、細胞診からなります。細胞診は無条件にすべての対象者の子宮頸部の粘膜を拭い取って細胞を採取し、染色して顕微鏡で観察し「がん疑い」をつけるものです。せっかく視診、触診をしておきながら、細胞診に主役を明け渡します。肉眼的に異常と思われる塊が無ければそこで止めるべきなのです。細胞診を行うために混乱に入っていくように見えます。

ここに奇妙な点があることに気がつかなければなりまあせん。子宮頚がんの悪性度CIN1~CIN3は細胞診の場合、核の大きさ形で決めらえます。もう一方では、下の図で示されているように深達度を表すものとされています。さて、細胞の核の形で深達度が決められるものでしょうか。また、擦過細胞診で標本を採取する場合、上を擦って取るのですから、下の図のCIN2とCIN3のような場合、うまく採取されるのでしょうか。

Screenshot.png

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ヒトパピローマウイルスの感染で細胞の形、核の形が変わります。細胞診に拘りますと、これらの変化を悪性ととらえますから、診断が混乱します。数学的な表現を使えば、さらに分散を大きくする要素を取り込んでいる、ということになります。HPV感染が起こって核の形が変わってしまっていても、実際にがん化するのが2%だとすると、細胞診の段階で50倍の過剰診断が生まれることになります。

(ここでのがん化というのは細胞診、組織診断のレベルである。2%という数字は、下の論文の表の Oncogenic(発がん性) HPV: CIN3 to Cancer 0.002-0,017 を多めに2%として利用した。この論文はGSKの賛助のサーバリックス拡販が目的のものである。しかし、がん化の確率はかなり小さく、HPVががん化させるというのはおぼつかない状況に見える。Non Oncogenic HPV: CIN3 to Cancer 0.008 となっていて、発がん率がOncogenic HPV のそれと重なっているのだから、発がん性と非発がん性を分けられないはずである。HPVはがん化と関係ないとする論文もいくつかある。肺結核が結核菌でおこることには、今は誰も疑問をはさまない。しかし、HPVと子宮頸がんの関係はそうではない。)

Br J Cancer. 2007 Jan 15;96(1):143-50. Epub 2006 Dec 5. Estimating the long-term impact of a prophylactic human papillomavirus 16/18 vaccine on the burden of cervical cancer in the UK. Kohli M, Ferko N, Martin A, Franco EL, Jenkins D, Gallivan S, Sherlaw-Johnson C, Drummond M.

table2.png

20歳代の女性に、40歳以降のがん年齢で生ずるような癌細胞が見つかることは少ないことを考えるならば、若い女性の子宮頸がん検診は、HPV感染による細胞の核の変化ばかりみていることになります。これが若い女性に子宮頸がんが増えているということの実態、と考えることができます

細胞診で「がん疑い」とされた方には通知が行きます。コルポスコピーで腫瘍の有無の確認をし、細胞診を再度行うのだと思いますが、子宮頸部の円錐切除(一種の巨大な生検)を行い、顕微鏡による組織診断をします。これも、分散を小さくする過程です。しかし、組織診断も顕微鏡の細胞診に、細胞の配列という要素が加わっただけです。細胞診の混乱(分散の大きさ)はあまり小さくなりません。結局同じ混乱上にいることになります。

YouTubeに円錐切除のビデオがありましたが、私の目には全く悪性腫瘍の印象が無いのに、何故円錐切除をするのだろうと不思議に思っておりました。子宮頸部は胃と違って小さく丸いので、"治療"という意味も兼ねて一挙に切ってしまうのだろうと想像いたします。

* 要するに、顕微鏡で「がん」と診断してはいけない、必ず、肉眼で「異常と思われる塊」を認識してから、次の検査をすべきである、といことです。(研修医のころ、細胞診で悪性細胞と診断が出たために、患者さんに意味の無い手術を強いてしまった反省があります。)

細胞診はまず、臨床検査技師である臨床細胞検査士(cytotechnologist)が染色し、顕微鏡で悪性細胞かどうか決めます。基本的に核の大きさ、形で「がん疑い」の程度を決めるのです。「がん」か「正常」かではなく、「がん疑いの程度」を述べているものなのです。それは殆ど「核の形が変だ」という印象に基づいているものなのです。臨床病理部の医師が細胞診の結果を確認するところは無いと思います。医師はそういう仕事に向いていませんし、興味を持ちません。円錐切除の標本は臨床病理の医師が確認しています。簡単過ぎる言い方かもしれませんが、核の濃染度と細胞の配列で診断しているのです。それ以上の診断基準を挙げられるでしょうか。

こう言ったら言い過ぎかもしれませんが、臨床細胞検査士、臨床病理の医師が「がん」といったら「がん」なのです。ところが、ほとんどの場合、この二者は腫瘍を肉眼では見てはいないのです。一応、生検箇所が撮られたフィルム、あるいは医師のスケッチが仲介していますが。

(*に戻ってください。)

さらに悪いことに、臨床の場で、「がん」という言葉が発せられますと、医師も患者も冷静さを失い、処置、手術を急いでしまうのです。また、一度「がん」という言葉が発せられたら、それを否定するのは非常に困難なのです。

腫瘍を目で確認できる場合でも、癌の早期発見を目的に健診を行った場合、必ず過剰診断、過剰手術がおこるのです。肺癌、乳がん、胃がん、どの健診でも必ず起こります。

この辺の問題については、必ず、近藤 誠氏、岡田正彦氏、福島敬宣氏の著書をお読みください。

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コバルト:罹患率

マゼンダ:死亡率

黄色:罹患率/死亡率











このグラフは、「20代の女性に子宮頸がんが増えている」と言って、ワクチン接種推進のためによく出てくるものです。GSKのパンフレットのグラフから数字を読み取り、Excelでつくりなおしたものです。

罹患率は子宮頸がん健診で「子宮がん」と診断されたものとおもいます。罹患率を死亡率で割り算したものは、子宮頸部がん検診の有効率の逆数みたいなものですが(過剰診断率?、誤診率?)、システムの一貫性をチェックするときの指標として使えると思います。
もともとこの2つの変数は密接に関連していますから、その比は一定であることが期待されます。値が小さいほど、検診が有効であることを示しています。

上の図をみれば、40歳を堺にシステムの一貫性が無いことがわかります。彼らが「20歳代の女性に子宮頸がんが増えている」という事を示すために出しているグラフは、実は子宮頸がん検診がXXXXだということを自ら示しているのです。(相武サキのコマーシャルでは、死亡率のカーブが消えています。)

XXXXな検診結果をもとに、社会に恐怖を流すことは罪が大きい。
XXXXな検診結果を示して、女性を脅し、ワクチンとは名ばかりの「毒」を注射するように誘導するのでしょうか。

さすがに、このような子宮頸がん検診の結果をもとに円錐切除をやったり、子宮を切除したりはしていないと期待しております。

日本人に子宮頸がんが増えている、20歳代に子宮頸がんが急増するといって脅し、ワクチンをさせようとします(2012年6月29日の一面広告の記事)。この言い方は非常におかしい。
まず、40歳代くらいまでは殆どがんにならないのです。40歳代以上を「がん年齢」という言い方は正しいと思います。
次に日本人女性では子宮頸がんによる死亡は減っているのです。下の図はファクトシートにあったものです。ファクトシートも見てないのでしょうか(黒の破線は私がひいたものです)。

20歳代に胃がんが急増する?、20歳代に肺癌が急増する?、20歳代に卵巣がんが急増する?
そんなことを言っている人は常識を疑われるのです。
子宮頸がん死亡率推移.jpg




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