不活化ワクチンの効果は消失する

私が東北大学医療技術短期大学部の助教授をやっていた20+α年前、実習でのB型肝炎ウイルス感染予防対策に、B型ウイルス肝炎予防ワクチンを注射させられました。教員全員です。
商品名は忘れましたが、1月間隔と半年後で計3回注射して、抗体価も調べたように記憶しています。随分昔の話ですから、そのときの抗体価を記憶しているはずがなく、資料もありません。

どうなっているか今年になって調べてみました。
ごらんのとおり、抗体価はゼロレベルです。
この20年間、針刺し事故は1回くらいありましたが、B型肝炎の患者さんではありませんでした。
人間の体は、免疫システムですら、不要なものは捨てるのだと思います。

B型ウイルス肝炎ワクチンは不活化ワクチンです。一般に不活化ワクチンは抗体価の減弱が早いものです。
ヒトパピローマウイルス感染予防ワクチンと呼ばれている、サーバリックス、ガーダシルも不活化ワクチンです。
これらのワクチンでは、抗体価を高めるため、アジュバントが加えてあります。
B型肝炎ウイルス感染予防ワクチンにはアジュバントは入っていません。
痛くなかったのを覚えています。
アジュバントで痛い思いをさせても、抗体価が下がるのは防げないでしょう。
それは、体のもつ「論理」ですから。




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この記事について

このページは、さとう内科循環器科医院 - 宮城県大崎市が2011年6月20日 20:34に書いた記事です。

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