子宮頸がんワクチン接種中止の要望書

以下の文章は平成23年2月14日、大崎市議会議長宛に提出した、「子宮頸がん予防ワクチン」接種事業の中止を求めた要望書です。

請願にするには、紹介議員が必要です。

議題として採択され、ワクチン接種事業の中止を議決できるところまで持っていける可能性はまだないと考え、要望書にとどめました。


大崎市議会議長

三神 祐司 様

要望者   大崎市古川中里3丁目11-59                               

佐藤 荘太郎 (内科医師)

 

「子宮頸がん予防ワクチン」接種事業を中止することの要望書

 

平成23年2月より、大崎市子宮頸がん等ワクチン接種緊急促進事業として、中学1年生から高校1年生相当年齢の女子に「子宮頸がん予防ワクチン(商品名サーバリックス)」の任意接種が始まっております。しかし、このワクチンには、子宮頸がんを予防したとの実績は全くないものです。さらに、下に述べるいくつかの理由より、無効なものと予想されます。

一方、注射溶液に含まれるアジュバント(補助剤)のため、注射時の痛みがひどく、被接種者に大きな苦痛を与えるものです。局所症状、全身症状の強いワクチン接種により、健康被害の生じることが懸念されます。実際、海外では死亡例が報告されております。

そのため、速やかに「子宮頸がん予防ワクチン」の接種事業の再検討、中止を要望するものであります。

 

要望の理由

1.子宮頸がんが増えているという緊急状態はない。

一部のヒトパピローマウイルスの持続感染により、子宮頸部の上皮が組織学的に「前がん状態」という所見になることには疑いがない。しかし、このような「前がん状態」が、手術を必要とする、さらには死亡につながる、「進行した子宮頸がん」になるかどうかはまだ確かめられていない。子宮頸がんによる死亡は、日本全体では2500人くらいで、他のがんの死亡に比べて多いものではない。20~30歳代の子宮頸がんによる死亡は非常に少なく、増えてはいない(下図参照)。増えているとされるものは、顕微鏡検査である組織検査での「前がん状態」であり、20代以降、細胞診、組織診を行う機会が急に増えるためである。子宮頸がんの死亡は、他のがんと同様に、60歳以降の高齢者で多いのが現実である。

2.サーバリックスは「子宮頸がん予防ワクチン」ではない。

「子宮頸がん予防ワクチン・サーバリックス」の本態は、ヒトパピローマウイルス1618型に対する感染予防ワクチンである。組織診断での「前がん状態」を減らしたとのデータが示されているが、本物の子宮頸がんを減らしたという実績はない。

3.サーバリックスのヒトパピローマウイルス16,18型の感染予防効果が疑わしい

ヒトパピローマウイルス1618型に感染している女性を選び、サーバリックスを注射し、感染除去をみた研究論文がある。結論は、サーバリックスには感染除去を促進させる効果は全く認められなかった、というものである。サーバリックスが、そもそもヒトパピローマウイルスの感染予防に効果があるのだろうかと、疑わせる成績である。

4.一般に、ワクチンの効果は数年~10年で減弱し、消失する

ワクチンの効果は、永続するものではない。とくに、不活化ワクチンで顕著である。サーバリックスも不活化ワクチンの部類である。20歳代以降、子宮頸がん検診で早期発見を促すなら、ワクチン接種の意味がない。

(ガーダシルの例では、20倍だった抗体価が5年後には1.3倍まで下がっている。)

5.サーバリックスの注射により、健康を害する心配がある。

サーバリックスの注射液には、ワクチンの効果を高めるため、アジュバントという成分が含まれている。アジュバントは強い炎症反応を起こさせるのが目的であるため、皮下注射にはむかない。そのため、長い注射針で深く筋肉注射をするように指示されている。ある程度太い注射針を使わねばならず、注射時の痛みが強くなる。

メーカーの添付文書によると、疼痛(ずきずきする痛み)99%、発赤88%、腫れ79%、と記載されている。強い痛みのために失神する少女のあったことが新聞報道されている。さらに、ワクチン接種後の全身症状として、疲労58%、筋痛45%、頭痛38%、消化器症状(悪心、嘔吐、下痢、腹痛など)24%、と記載されている。インフルエンザワクチン接種の経験と比較すると、10~(100)倍痛みが強く、副反応も多い印象である。

局所反応、全身反応の強いワクチンを接種した場合、免疫システムに変調を来たし、まれに死亡がおこることが予想される。サーバリックスの注射により、英国では14歳の少女が1人死亡している。他社の同効のワクチン「ガーダシル」により、米国では数十名、インドでは4例の死亡があったという報道がある。

                                  以上


サーバリックスの添付資料より      20~30歳代の死亡は多くありません。